Imaginantia

思ったことを書きます

雑記 言語としてのツール

今私はベイク中で暇です。

この動画を見たときになんだか「言語」を感じたという話なんですが。

つまり… Blenderでこういうことがしたい!ってなったときに、なかなかぱっとはできない。だからツールを作って使い回せるようにする。

とても妥当だと思います。

が、Houdini頭で考えると別にツール作るほどでもないなと思っちゃって。

  • 各オブジェクトをpackしておく
  • Attribute Randomize でランダムな値を突っ込んでおく
  • Attribute Wrangle で適当な点からの距離に基づいて影響力を計算
  • Attribute Wrangle で packedtransform で動かす

色々細かいアレはあるけどまぁ動くでしょ。ノード6個くらいあればなんとかなるでしょ。

つまり…「語彙」が。

「便利なツール」があったらもうその範疇でやりくりするようになって「癖」が出る。それはもう昔から常にそうなのだけど。全ての媒体、全ての道具においてそう。

語彙が少なければ少ない語彙で表現するしかない。

対してまぁ、汎用的で小さな語彙と、その合成ができると言語としての表現能力が格段に上がるわけです。現代の言語はみんなそうやって出来ていて、現代のツールの流れもそれに沿っているわけです。

ツールに表現が制限されるならば、ツールが十分汎用的で「何も癖を与えなければ」いいわけですね。そういうところがHoudiniの好きな点です。

「便利な機能がほしい」ではなく「やりたいことをすぐ実現したい」はずなのです。

「適切な言語」という概念は実在します。


ベイクが終わったのでこの辺で終わっておきます。