今日が終わりました…。なんだったんでしょうね。順番に書きます。
まず6hWCがありました。前に1hWCに出たときは全然うまくいかなかったので何らかの方向でうまくいってほしいなと思っていました。
前回は「私にはできない具象」を触りに行こうとしたのが原因です。ということで、今回は「私のできる抽象」でやってみることを考えました。要は好きにやるということです。
結果としてテーマからかけ離れた空間ができました。…いや違うんですよ。ちゃんと流れがあるんですよ。
テーマである「ピクニック」を聞いて最初に行ったのはWikipediaを見ることでした。読むに「閉鎖環境からの解放」「歩く過程と食べる目的」が重要っぽいことがわかりました。
特に「自主的に食べる場所を定める」という体験としての側面を捉えたところ、最初に出てきた案は「ドーム状の空間で、外周を歩いていくと内側の風景が変わっていく」というものです。…もうピクニック関係なく見えますね。アレ?
まぁでも、これは「外周を (定められた道とは言え) 散歩していき、好きな場所で止まり、内側へ行く (外周という閉鎖環境からの解放・目的を持った主観的行動)」を持つので、ピクニックの本質的成分は備えています。というか一般的に言われる「散歩で風景を眺める」という行為をこれは肯定します。
が、私は「構造」は考えられても「具体例」は考えられません。内側の風景にはどんなものがあるのか、私にはわかりませんでした。
というわけでこの方針はダメです。気づくまで1時間かかりました。きっかけとして良いのは確かなので何度かここに戻ってきていたんですよね…。
で、切り替えてどうするか考えて出てきたのが「普通に逆を張る」ということです。
地面を散歩するのではなく中空の道を彷徨い歩く。ピクニックに行くのではなくピクニックしに行きたい風景を眺めるだけの空間にする。後にfotflaさんが後者に近いことをやっていたのを知って私は嬉しい気持ちになりました。
で、この辺について考えて出てきたのが「逆を張ることに逆を張る」ことでした。素直にやろうと思いました。つまり私はどこへピクニックに行きたいのかです。
一瞬で結論が出ます。私はおうちに居たいです。そうすると「住処を物理的に拡大して、散歩道・風景と見なす」という方針が出ました。でも私は「家」を使えないのでダメです。
この辺で詰まりかけました。というかここまで考えて「めちゃくちゃ私に不向きなテーマである」ことを自覚しました。
そこで、それを受け入れることにしました。つまりテーマに沿うのではなく、テーマを解釈することに。要は普通に抽象空間設計に戻ってきたのです。
風景の多様性は本質的ですが、現実的にそれは厳しいものでした。そこで「変化は劇的ではない」ことにしました。道が微妙に違う場所から生える程度の。
その辺でさっき考えていた「中空散歩」が復活してきます。要は Stair Hall です。彼処は等方的な空間ですが、そこにギャップを入れた空間を考えると「散歩」と「到着」を両立できるはずです。
…はい。これによって「長い階段を散歩し、踊り場で休む」という構造に辿り着きました。
#6hWC 投稿遅れましたがやってました https://t.co/ptJAmwkHkZ さっき公開してたのはバグらせてたんですがワールド更新ができなくなっちゃったのでそのうち Community Labs に上げます お疲れさまでした pic.twitter.com/roCkzsE7hb
— phi16 (@phi16_) 2021年2月27日
ついでに「同一空間でない」ことを強調するために数字を入れ、差分を伴う風景の機能をキューブ群に持たせました。これで本意は全うできます。
しかし、ふと思ったのは、これだとlate-joinerが取り残されてしまうことです。
かなしいです。
そこで考えたのは、この空間の「構造としての同一性」を利用して「遠い人の動きを近くする」ということです。
— phi16 (@phi16_) 2021年2月27日
要は「違う階」に居る人の「影」を表示するようにしました。どっちを向いてるかも取っているので結構「存在感」があります。主観ですが。
というわけで、やっと方針が固まって、作業を始められたのでした。2時間は経ってたと思う。でも元々それくらいの予定だった。
感想としては…バグらせて申し訳ないというのが大きいです。今回はわたさんのおすすめにあったCyanEmuを導入したんですがこれはめちゃくちゃ便利だったというかなんで今まで使わんかったの?みたいな気持ちになった。
が、微妙に (私が悪いのかよくわからないのだけど) PlayerJoined あたりの仕様を誤解していたのか、こう、なんかその辺でバグらせました。バグらせた状態で2時間放置してしまい非常に申し訳なく思っています。
対して、まぁワールド自体は「つくりたかったもの」が作れてとても満足しました。修正版公開後に4人くらい居るinstanceで「遠くの人が駆け上がりまくってる」様子を観測できたのがとても嬉しかった。
ピクニック気分でワールドを訪れたことは未だにありませんが…。
あ、そういえばあの数字は…飾りです。まぁアレです。2147483647 (232-1) から始まるので次が 2147483648 であることを期待するケースが多いと思うんですが、プログラマ的にはこれは怪しいポイントで、32bit 整数では 2147483648 は表現できないことはよく知られています。実際に上に登ると 2147483646 なので「あー」ってなるはず。
そこで「では初期位置から下に降りると?」ってなると思うんですが、普通に 2147483648 って書いてあるっていう。要は「限界に辿り着けないことの自覚」を与えています。ついでにここにワールド名表示書いておくことにしました。
数がでかいのはまぁかっこいいからなんですが、「境界に絶対に辿り着けないこと」のために使っている部分があるということでした。はい。
さて、2時間バグを放置することになった理由ですが…。
何をやってるんですかね…。
経緯としては喋った通り?だったと思いますが、まぁ、こういうことしたら面白いんじゃないか説です。
butadieneさんが「おこたまで待てない」みたいなことを言っていてこうなったと思います。私のせいじゃないです。きっと。
まぁ今となっては特に書くこともないか…。十分話しましたね。
いろいろと考えるのは大変でしたが楽しんでいただけていたならそれ以上はありません。
このために配信環境を色々と弄ったりしたわけですが (元々おこたがあるとは言え) 「きっちり配信する環境を整える」経験を初めてやったのでだいぶ疲れました。
大きな事故は無かったのでよかったとは思います。…ちょっと明日見返そうとは思ってますけど。マイクなー…。
あ。そういえば。
この「動くリング」。さらっと…というか何も言ってないですけど、これ、懐かしのやつです…。
OBSのshaderfilterを弄るのが流行っていたころにあったら便利そうという理由で作ったんでした。今まで一切使われることなくほっぽってあった。
このそのままだとデスクトップ音声を直接取ってしまってマイクは拾えないんですが、まぁ弄れば動きます…。
マイクに対応させたのは昨日の朝2時です。ほしいかなって思っちゃった。てへ。
というかテーマ関数の画像を用意しようとか、タイトルを表示させようとか、思ったのは全部寝る直前です。なにやってんだか。
ほんとなんとかなってよかったんですけどね…。
それはそうとして今回作ったこの関数、普通に音色が良いのでKinoに移植しようかなと思っていたりはする。まぁそれは別の話…。
というわけで今日はその2つが予定にあったのでした。お互いバレてないようで良かった (???)
何度か書いてるように私は隠すのがあんまり好きではないのでしんどい気持ちになりがちです。今回のお題とかもそう。
終わって解放された気持ちがすごいです。というか全てが終わってからワールド弄りしてるとき「体が軽かった」んですよね。6hWCのときは後続が居たので (あとまぁ時間制約もありますが) 完全に軽やかな気持ちでは出来てなかった、ということを初めてそのとき理解しました。
バグがひどかったのをぺちぺち直した後、どうしようかなと思ってふとクロスマーケットに行きました。ちょっとだけね。
で。
— phi16 (@phi16_) 2021年2月27日
実はもともとこのアバターはめちゃくちゃ好みな自覚はあってですね。
何がいいのかというと銀髪ロングスカートで大人しめなところです。あと袖。
絶対に前に見つけたときにぐっときてるはずで、買おうと思っていた記憶さえあるんですが、買ってなかったようなので衝動にまかせて買いました。
まぁ、意図としてはいろいろお外に行く用に、です。幽狐ちゃんは幾分どうしようもないのでね…。このアバターはQuest対応ということもあり私的に完璧でした。
というかまぁまず「自分にちゃんと刺さるアバター」がほぼ無いので、それだけで希少価値なんですが…。
のんびりと気分で改変やりましたけど案の定?とてもしっくり来る感じがあったので良かったよかった。
というわけで長い一日でした。この後テトリスやりに行って延々とやってたわけですがそれもまた良かった。
そのせいで (?) 腕がだいぶ疲れている (まぁ日記長々と書いているせいもある) ので明日はおとなしく休みたいと思います…。
まぁ、やることは変わらずいろいろあるんですが… でも今日みたいな「日付の定まった予定」は無いはず。はず。
そろそろ3月ですね…。本気出していかないとね。
では。おやすみなさい。