Imaginantia

思ったことを書きます

日記 0911

さて…。

時系列順に書きましょうか…。まずはまぁ、Mirrorから…。

 

早めに寝たはずだったのに作るもの考えたりMirrorが気になったりして寝られなかった私ですが、無事3時を迎えMV公開を見ることができてしまいました。

www.youtube.com

こちらです。

なんかね、こう、負けた感がすごくてね。それは「めちゃくちゃ好きな表現」っていうのと、「私がやりたくてもできないこと」と、「これが出来る人が実在する」という点で。まぁ争える立場とかでは全然無いわけだけど、こう、自分の目指すものとしてね。

まず Mirror / 鏡 が好きなんですけどね。この話書きましたっけ。同一者が複数存在するのぐっとくるという話をしましたね。どうでもいいですね。

この曲には鏡の物理的性質は一切入ってないと思うんです。それこそMVにすら一度も出ないわけで、この Mirror は「概念」なんですよね。多分。

まぁPorterの告知に出てるけどね。それはこう、まぁしかたないでしょ。

で、そうやってこう、「自己を写すモノ」としての話をこうやって出してくるの、まぁ端的に意味わかんなくて、なんでこんなにいいんだろうね。

どうして森の中になるのかが全くわからない。「道に迷う」という解釈をしていた人が居たけど、まぁそこからなのかなぁ。そこからといえばわからんでもないけどな。

まぁなんか、こう、「鏡」の概念からこの曲とこのMVが出てくることが意味わかんないんですよ。素晴らしいですね。

 

さて抽象。私がとても好きなものの一つです。概念を描写するのに複雑な具象は案外要らなくて、抽象表現で収まるならばそれが尚良し。

元々Webページのアレはだいぶ抽象度高かったとは思うわけですが、今回それを具象に混ぜてきやがった。完全にやられた。

しかもその架け橋がLive2Dですよ。どうしてそこまで完璧に整えられるかな。はー。

3時頃にコレ観てて何度やられたと思ったか… 最初、歌い始めた時、紐が出た時、夜になったとき、花が咲いたとき、雨が「上がった」とき、火が出たとき、大量の紐、あと最後。ほぼ全部ね。

これら、ほぼ具体じゃなくて… モノを表現する絵とか。光とか。Get Your Wish と Something Comforting とは違ってめちゃくちゃ抽象で組んでるんですよ。「夜」もある意味ではそうでしょうか。

抽象は意味に近い。途中で出てきた黒い子白い子はそういうnegativeな意味を持ち、大量の花が咲いたという結果はそれが晴れた状況を示す。そこに実際にnegativeな存在を提示したり綺麗な花を置くのは、きっと邪魔なんです。

だからすごい直接的なんですよね、これ。にしても表現の方法があまりにも間接的で意味がわからないんだよな。いや、まぁ、最適解としてこれが出た現状は理解が出来る。でもどうやったらこれに辿り着けるのかがさっぱりわかんない。まず曲からわかんない。

あと「カリングで場面転換する」のなー。マジでな。こう。やられたと思ってしまった。

空間は連続であってほしい。っていうのが私の願い。だから「連続に歪んだ空間」を作るのが好きだった。

でも、多分、音楽は連続じゃない。だからこうやって途中で切り離しても大丈夫なのです。むしろその切れ目が重要なんです。

分野の違いではあれど、こう、ね。はい。好きなことをやられた。

 

あと「私にはできない」ということ。

それは技量不足とかじゃなくて、私の哲学が邪魔だという話。正確に言うとこれを作るには、邪魔。

願いは叶ってほしい。っていう願い。

大量の紐はもっと滑らかであってほしいかもしれない。木の奥にある絵はちゃんと遮蔽されてほしいかもしれない。落書きはもっと丁寧に描きたいし、全部違う絵にしたいし、板ポリじゃなくて立体にしたい。

そういうのを叶えないという判断によってこれができてるわけです。まぁだからある意味では「自己の不完全性を認めること」ですよね。それがここまでの「完全性の表現」になってるのが恐ろしいね。

私はまだ無理だー…。いや、無理なようにしてしまったのかな。

私の中にはあんまり世界が無いので、そういう「目先の完全性」を一つの世界の軸に置いてしまっているんだと思います。だけどこれはなかなか抜けないと思うんだよなぁ…。

哲学であり願いなんだよな。困るね。

まぁ、これを満たすものは満たさないものよりも良くなる、のは正しいと思っています。ただ、満たせないものがあるんだよな。はい。

あ、まぁ、不完全性を表現するという意味でなら私にもできるかもしれない…。Mirror はある意味ではそうか。

Get Your Wish も Something Comforting もめちゃくちゃ「完全」だったと思うので、そういう意味では Mirror はすごく「泥臭い」感じを意識してそうな感じは、あるかも。かも。

 

あと世界ねー…。

私の中にある世界は本当に狭い。それはまぁ圧縮されてるから、っていうのはある。けどそれを展開して世界とする予定はない。何故なら十分閉じているので…。

それに対して「開かれた世界」の強さよ…。開かれた世界はある意味では無責任なわけだけど、ちゃんと的確な領域に対しては的確に返答を与えてくれる。

まぁ私は閉じた世界が好きなんでそれでいいんですけどね…。とはいえもうちょっとその世界を広げてあげたい気持ちは、すごくある。というか広げなきゃいけない。

そのきっかけは結構いろいろ持ってるんだけどなかなか使う機会が無かった…というかそこまでしっくりくる世界解釈が未だ無かった。

なので、まぁ、そういう点でもすごい良い刺激になったのかと思う。広い世界、やらなきゃいけない。

 

…はい。めちゃくちゃ刺さった良いMVでした。ありがとうございました。


で、それが昨日の3時でしょ。

その後いろいろあって、MirrorのMVまた観て、お散歩して木を眺めたりしつつ (あれは近所ね)、またMirrorのMVを観て、漫画買って読んだりして、またMirrorのMV観て。

あと積みゲーであるところのNoitaを起動してなるほどになって、廃墟シミュレータで1時間遊んで、MirrorのMV観て。あとColorful Dashに行きました。そう。その話。

まぁなんというか、CelesteのVR版のストーリー抜き。私は Celeste は結構ストーリーが好きな部分があったので (それこそ鏡と自己が出てくる) 抜かれてた分そういう感情とかは想起しなかったんですけど。

あまりにもCelesteでウケた。疑う余地はないでしょう。色々「翻訳」はされてるわけだけど…まぁよく出来ていたと思います。

別に参考にするとかそういうのは全然いいと思うんですが (本人も言及してるし) まぁ単純に、2DとVRの違い如実に出ますね。あとドットとポリゴンの違いとかね。いろいろと。

Celesteは異常な程に (TowerFallからそうですが) アニメーションが丁寧で、細かな動作や状況を綺麗に「動き」で表現するんです。だからこそのあの爽快感というか、動かせてる感、ってあると思うんです。

だけどVRは一人称視点が故にそういうアニメーションは組めない。だからそういう爽快感とかリアクション感とかは出てこないわけ、ですよね。

そしてまぁ、面白いのは「奥が見えないこと」かしら…。Minecraft と Terraria の違いで最も感じたのもそれでした。Terraria には壁を貫通する敵が居られるんです。存在してもゲームとして成り立つんです。

今回それを半透明の壁として実現しているわけですが、まぁ難しいところですよねー…。プレイしてみてそう「奥が見えない不安」みたいなのは無かったので、その辺は調節されたのかなとも思います。よく出来ていました。

一行程がめちゃ長くてしんど…みたいなところはまぁありましたけどそれはね、Celesteがそう。

あと「向きの正確性」とかも難しいところの話ではあるんだろうか。あのバンパー (?) は「見た目が機能を反映しているなら」わりとわかりやすい方向に跳ねるようにできてたりするのかな。ちなみにCelesteの当たり判定は未だによくわかってません。

まぁCelesteと同じくらい理不尽で同じくらい許せる感じだったのでゲームバランスはあれでよい感じあります。私には。

 

一番大きな話があった。当たり判定

視点で判定を取っているということが書いてあったのでそれに従って私は結構リアルで頭動かしてギリギリ回避とかしてたんですけど。

床は足で判定とるんだよね、勿論。だからなかなか直感的に動くことが出来なかった印象があります。特に緑/黄床のタイミングとか。

Celesteはキャラの状態によってめちゃくちゃ当たり判定が伸び縮みするらしくめちゃ面白いと思った記憶がありますが、まぁ、そういうことが出来るのも2D限定ですよね。

VRは後ろも見えないしね。「わかりやすさ」と「主観性」は相反するようなとこ、ありますよね…。

いや。でもよかった。ちゃんと作られてる感が良かった。結構長いこと作ってらした覚えがありますがその期間分の何かではあるのかなと思いました。まる。


とまぁ今日はそのくらいなんですが (あとMirrorのMV見た)、その合間に考えてた新しいワールドの話があったりします。

VRのUIで面白そうな発想があるんですが、その応用先が無かったんです。どこかに書いたっけ?キューブを繋げて武器を錬成する話。

武器を作っても使う先が無いからどうしよう、っていうのがこれの真意です。

そこで武器ではなく移動手段という解釈が出てきました。空中を「自由自在」に飛べるの、未だ無いと思うんですよね。

が、そこでまた、移動する理由がないという話になった。

で、出てきたのが「スポーツみたいなのにすればよくね」というもので、昔に球体プールを作ったことを思い出したのでした。

つまり。

…いやまぁ直接ああはならないと思います。細かいことはまだ全然考えられてないし、水は出てこないかもしれない。でも多分このUIを消費する方向性は、多分これがある程度的確です。

街とか作りたくなっちゃったし。破壊したいし。楽しそう…。

ということでまぁもうちょっと練ります。練って圧縮して爆発させてまた再構成するくらいにします。

そんなことしてるから寝られないんだよね。はい。

まぁ、今日は疲れた日なのですぐ寝そうな気はします。久々に5000字近くも書いてしまいました。ムラが激しいね。しかたない。

いいものつくっていきたいですね。あ、何か興味がある人居たら…と思ったけど多分根幹を定めるまでは一人でやるべきだな。何か理由があったら人に助けを求めるかもしれません。

まぁ、遠景/近景/プロップ/デザイン/エフェクト/UI/ルール/ロジック/インタラクション/実装/同期/BGM/効果音、全てやりたい気ではあるんですけど。今の所すべてやるつもりですけど。

世界になってくれたらいいな。

ではおやすみなさい。