Imaginantia

思ったことを書きます

雑記 240922

特に内容がある記事ではありません。メモです。

ゲームを作りたいので、ゲームについて考えようと思いました。

 

「ゲーム」とは何か、ということを前に書きました。ここでは「状態空間と制御目標である」という話をしています。

が、現代のゲームはそこから離れつつあることも事実です。先の言い方による枠組みには (まぁとても広いので) 収まりはするものの、そこがフォーカスではない、ようなケースが多いと思っています。

既に上げた中でも、Mountain は極端な例だし、Edith Finch もそうですね。一時的な制御目標みたいなものはあるけれど、フォーカスはその外にある。

他にも Minecraft でただ散策するとか、CP2077 の街を走り回るみたいな「ゆるい体験の良さ」を求めて「ゲーム」をする、ケースがちょこちょこある気がします。

そして VRChat でのんびりする、というのもその内の1つなのかもしれません。

 

「制御」という枠組みは本当に広く、先の「歩き回る」「のんびりする」も解釈に入ります。

  • 歩き回る: 世界の観測量を増加させる為、自身の位置を (まだ) よく知らない場所へ移動させる。
  • のんびりする: 外から得る情報量を制御する為、自身を固定する。

が、それは本質的な部分ではない気がします。私はのんびりしたいからのんびりしているだけで、情報を入れない為にやってるわけではありません。それはそう。

結局ゲームも「制御」が主目的だった時代からは段々シフトしてきていて、例えば交流とか、ストーリーとか、空気感とか、そういうものを展開するための媒体として使われることが多くなった、と認識しています。

つまりは「制御」という枠組みは、何かをやるための下地でしかなかったということ、だと思います。

しかしそういう考え方はあらゆるものに適用できますね。ストーリーをやるのは何の為かというと、例えば感動させる為、みたいなことになる。

結局任意の媒体 (小説、動画、etc) は「何か」を体験者に植え付ける為に存在していて、それを行うための手法としてテーマが選択され、それを効率的に行う為に媒体が選択され、それを的確に行う為に表現が選択される、というような枠組みが発生している気がします。制作者の意図とは関係なく。

勿論この序列が常にそうであるわけではなく、言えるのは「目的の為に目的が設定されている」ということでしょうか。なんなら「何かを植え付ける」のもまた何かの為でしょう。

だけど最終目的のことだけ考えてても何かができるわけではありません。

それを適切に崩していくことで自然と「制御世界」が発現する、辺りが望ましい「ゲームの生まれ方」なのかな、と思います。

が、制作過程でそうなることはほぼ稀なので、まぁ、最終的にそういうことにできていたらいいな、くらいですね。

 

脱線しました。

なんでゲームを作りたいかというと、多分単純に「私の能力が最大限活用できる分野だから」だと思います。正確に言うと他ができないからです。

つまり何かを体験させたい、と考えたときの手段として、私の中では一番最初に出てくるものがゲームである、というだけです。

じゃあなんでこれまでゲーム全然つくってないのかというと、よくわかりません。まぁ体験させたいみたいなものが特になかったという感じはある。

いやあるんだけど、筋がまだ通ってないから具現化できない、というのが事実に近い。

VRChat にはゲームワールドというジャンルがあるわけですが、多分私が作るとそこからは外れたものになるんだろうなと思います。まぁそれで良いし、それによって枠が広がればなお嬉しいことです。

まぁ、単にゲームじゃないのかもしれません。「ゲームのテクニックでできたワールド」になるのかもしれません。

昔から私は「世界」というジャンルの話をしていますが、まぁもうちょっと作ってみないとジャンルとして生きていかないですね。

前に「世界の深さがユークリッド空間に制約されるのが勿体ない」ということを書きました。そういう方向性での具体例をもうすこしどうにか出してみたい気持ちもあります。

単純に遊んでて楽しいみたいなのも作りたいですけどね。まぁもちもちは両方を満たすものとして作れたような気はしていますが。

 

全然具体的な話してないですね。まぁ今何かその辺を考えているというわけではないからな。

ただ結局私一人だと色々と無理があるなっていつも思います。モデリングもできんしライティングもできんし音もできん。

まぁ必要になり次第お願いするみたいなのもありだなって思うんですけど、その前に多少は組み立てておきたいよね。

毎回色々考えるたびに時間が掛かるなあって思ってメモ書きで止めちゃうの、よくないです、ほんと。

1年くらい掛かる気持ちでそろそろ何か作りたいですね。自主制作で。

来年がそれになったらいいな~。

 

私は「ゲーム文化の人間」であることは間違いないんですが、ゲームを作ってるかと言うとあんまりそうではないと自覚しています。

なのでもちもちは「私の持つゲーム観」を出せる希少な機会でありました。ちゃんと楽しくなれるものが作れて嬉しかったです。

実はあれは (媒体としては) ゲームではないという気持ちで (色々と言い方は制御してるんですが…)、まぁ、要素としての、というところですね。

そういうの、VR 空間だとかなりやりやすい (と思っている) んですがいわゆる 2D スクリーンだとなかなか大変そうです。実装も。

でも 2D スクリーンから逃げるわけにもいかないんだよな。いつかちゃんと作りたいので。

 

内容ないので消そうかと思ったんですがまぁ雑記だしいいか、と思ったので残しておきます。

では。