あけましておめでとうございます。メモを兼ねて、最近について記します。
去年の年始は CUE (本編) の準備で大忙しでした。抱負とかも書いてないですね。
今年は幸いにも年越し制作はやってなかったので穏やかな年末年始を過ごせています。私は。
2022年は色々と「外に出てしまった」年だったと思います。細かい振り返りは2月くらいにしますけど。
CUE から始まり、CGWORLD に出て、VR について考えて、ワ探に入り浸り、MathPower に出て、𝙐𝙇𝙏𝙍𝘼 𝙓𝙍 𝙇𝙄𝙑𝙀 もやりました。
お気づきの通り個人制作が全然できておりません。無いわけではないけど大きなものは作れませんでした。
そのせいで作りたいものが山ほど溜まっております。なので当分はそれを消化する期間にしたいです。
今年は穏やかに行きます よろしくおねがいします
— phi16 (@phi16_) 2022年12月31日
また、ちまちまと Houdini を使い始めました年でもありました (omochi とか 𝙐𝙇𝙏𝙍𝘼 𝙓𝙍 𝙇𝙄𝙑𝙀 とか)。今年はもっと大きく、きちんと手足として使えるようになりたいです。
~来年の抱負~
— phi16 (@phi16_) 2022年11月17日
Houdiniをマジでやる
総じて今年は再出発の年みたいな感じにしたい気持ちです。いろいろ勉強します。
既に予定されているプロジェクトについて、書きたいと思ったので書いておきます。
携帯のキーボード (3代目)
うにーん pic.twitter.com/IFfsvGBn45
— phi16 (@phi16_) 2022年12月28日
最近唐突に作り始めました。2代目の子を長い間使ってきましたが、色々機能が足りなかったりもしていてずっと作り直したかったのです。やっと全体方針が決まったのでプロジェクトを開始してしまいました。
このキーボード?たちは「押す」操作ではなく「線を引く」操作を前提に作られていて、それによってスクリーンから手を離すことなく連続した文字入力を行える、というシステムです。10年前からあります。
高速に入力する為に「続けて入力する可能性の高い文字はできる限り一回のタッチで入力できる」ような文字配置になっています。そのせいで覚えるのが大変ですが。
今回3代目を作るにあたり、もっと速く入力したいと考えました。なので、2代目まで自分で細かく配置を考えていましたが、今回は自動化することを想定しています。覚えなきゃいけない配置の量が膨大になりますが、これまでの経験上、人間はなんだかんだ適応できると考えています。
というわけで制作中です。今度こそ Google Play に出してみたい気持ちもありますね。2代目は途中で頓挫してしまったので…。
3代目の名前は Monaka です。「タッチの"最中"に入力する」ので。いいなまえでしょ。
これはインフラみたいなものなので、まぁこっそりちまちまと作っていけると思います。
一階述語論理のワールド
— phi16 (@phi16_) 2022年9月23日
これは元々 suzuki さんが Modus Ponens のみの一階述語論理が出来るワールドを作ろうとしていたのを見て、自分で作り始めたやつです。
その頃数学ゼミをやってたので VRChat 上で数式入力や演繹が出来たら便利そうと思って作っていました。そろそろゼミも復活するのかしら?
一応数式入力は出来たんですが、まだ証明をやるためのシステムが整っていません。最終的には証明支援系になります。
が、今は Higher-order Unification が必要な状況になっていて、どう解くかに悩んでいるところです。適当なヒューリスティックで探索するつもり (別に解を発見できなくても明示的なヒントを載せられるのでまぁ良いし)。
全部出来たらいろんな定義が最初から置いてあって数学ができるワールドにして公開しようと思っています。
「数学を触る」という感覚を体験してほしかったのですよね。
…まぁこれはだいぶデカくなってしまいましたが、時間さえ取れれば完成すると思います。優先順位の問題。
???
ちょっと秘密です。1年前に構想があったんですが未だに全然出来てません (少し作りました)。これが実は今一番最初にやりたいやつです。
が、どう進めればいいのかの解決がなかなか進まず…。でも絶対にやります。多分いろんな人が見たいと思ってくれてると思う。
双曲平面の等長嵌め込み
みたいものがみれた pic.twitter.com/s3PuylC2g7
— phi16 (@phi16_) 2022年11月7日
さらっと作って公開したやつです。これの同期がやりたいのです。複数人で歩きたい。
これは双曲平面 (hyperbolic plane) という世界で、うちの数学ワールドにおいてあるやつと本質的に同じです。
違うのは等長 (近似) であるというところで、つまり端っこのほうがちっちゃい、みたいなことがありません。なのでこっちのほうが本来の世界のイメージに近いはずです。
で、ここで複数人で歩いたりすると、多分自分が歩くだけでいろんな人がぶんぶん振り回されたり、まぁなんかいろいろおもしろいことが起きると思います。
絶対楽しい。
現在はまだ座標系が適当だったり精度の問題があったりとそのままでは困るんですが、どうにか綺麗に同期できるようにしたい気持ちです。あと座標系の逆写像を作らなきゃいけないのよね。
ねむり木さんのアレも見てしまいましたし。私も作らねば!
|> の解説
4ポリゴンのレンダリングが出来るワールド "|>" (読みは "Pipeline" です) を Community Labs に上げました~ 色々あそんでみてください~ #VRChat #VRChat_world紹介 https://t.co/70IaInTxcM pic.twitter.com/L5unS3ywPF
— phi16 (@phi16_) 2022年4月2日
作ってずっと放置してますが、このままだとさすがに「何も知らない人」が来ても意味がわからないじゃないですか。
解説役として私を置いておこうかなと思っているんですが、ちょっとこれも原稿考えてギミック作って云々と色々やらなきゃいけなくて…。
でもそのうち。そのうちやりたいです。
VJ
そろそろ自分の力で 2D の VJ をやってみたい気持ちがあります。いえこれはずっとありました。
わんちゃん ALT3 行けないかなとか思ってたけどまず作る余裕がありませんでした。まる。
テーマとかやりたいこととかは既にいろいろ決まっているので、適当なタイミングで整備して色々できるようにしたいと思っています。
目指せGC。
いろんな移動が出来るワールド
ずっと言い続けていますね。ちゃんとしたグライダーがあるワールド。
ただ、そのアイディアを色々と膨らませてみたところとんでもないことになってしまいまして。
複数人巻き込んでちょっとおもしろワールドを作れたらいいな、みたいな気持ちになっています。
まだデザインもスケジュールも固まってないので机上の空論ですが、息抜き程度に変なものを作れたら良いな、と思っています。
ワールドデバッグツール
よくいろんな人がpublicのデバッグアバター (?) 使ってるのを見ますが、私は「自分でないアバター」を使うことに強い抵抗があって…。
当然自分で作ったほうが色々見れるわけなので、デバッグツール作ってファルリアちゃんに持たせておこうかなって思うんです。
ただね。かっこよくしたいじゃないですか。…なのでデザインから始まるので時間が掛かりそうです。
GI
前に Ghost Illumination を作ったわけですが、今の状態だと中庭に適用するのがちょっと色々大変そうだな、という状況にあったりします。
が、それに対してちょっとやり方を思いつきました。事前に変なデータを計算しておくことでランタイムに大きめのモニタのGIをうまく計算する仕組みです。
ただその事前計算のアルゴリズムをまだ詰めてないのでこれまた机上の空論ではあります…。が、一応できるはず。
なのでのんびりと考えつつ実装して、ついでにサンプルワールドみたいなのを作れたらいいな~と考えています。かなり柔軟な枠組みなので結構いろいろできるはず…。
追記(1/3):
机上の空論システム動いた pic.twitter.com/Q2bG7L2k7t
— phi16 (@phi16_) 2023年1月2日
動いたけど…これはうまくいく例で、ちょっとアーティファクトが厳しいかな… 工夫すればどうにかなるかも。
なんでもデータ変換器
色々とデータ扱う度にいろんなソフトを経由するのがだるい、というのは全人類が思っているところだと思うんですが…。
こんなことできたらいいよね、っていうのを色々とメモしていてまぁいつか良いツール作れたらいいな…と。思いはするんですが。
まぁこういうのは大体うまくいかないのであまり期待せず…。今はね、型システムについて考えてるとこ。
その他
- ファルリアちゃんのVRM + Good化
- ちょっとした謎解きワールド
- でかめの謎解きワールド
- 小さめなゲーム
- でかめのゲーム
- 曲作りたい
こんな感じです。もう案ばかりあって時間が全然足りません。
私が作りたいというよりも「世界に存在してほしい」という思いの方が強いのでもうなんか誰かやってほしい。自分が作らないと思っていたものにならないというのはそうなんですが…。
今年で全てやりきる予定は一切無いので、まぁ今後2,3年掛けてゆっくり消化していくんだと思います…。
最近の悩みはこれらに優先順位をつけるのが非常に難しいというところです。でも付けないと何も進みませんのでまぁどうにかします。
こういうときはいっそのこと乱数で決めたほうがいいという点もある。真面目に考えるよりは雑に手が動くようにしたほうがいい。
これらの自主制作に加えて何かと何か、あとそして本業があるので常に時間が足りません。
今年はどれくらい穏やかにいけるんでしょうか。
まぁ1月は本当にゆっくりしようと思っています。某、本当にとても楽しみにしています。
諸々体勢を整えて2月から自主制作を全力でやっていきたいです。
今年もよろしくおねがいします。