言語理解について考えて「自動人形の城」を思い出して「笑いが困難」という話を思い出して考えたこと。特に何も見ていないのでただの脳内記録です。
笑いには多分種類があって、その全てはAI (一般語) には無理かもしれない。でもそのうちいくらかはきっとできる。
人が芸人等を見て笑うときの理由で私が思いついたのは「置かれた状況が理解できること」と「自分が相対的優秀になったこと」の2つ。あと同調?
後者は何か別の原因があっての副作用としての笑いだと思うのだけど (私はできない) 、前者は結構理性的で、それこそ推論のみを行う機械でも模倣できるものでは、と。
端的に言えば「圧倒的情報密度」に人は笑うのではないかなと思った。映画とかゲームで「あぁそういうことがやりたかったのね」みたいなことを思うと笑ってしまう感じ。
あれは「今までの過程」「この先に起きること」「それらを通して見せたかったモノ」「それらの間の関連」みたいなものが瞬間的理解と共に押し寄せてきて、その解釈ができていることに笑うのでは。
テトリスで超高速で落ちてきているときに平然とプレイできるときに笑うのと同じか。情報量。
漫才的笑いの場合だと「ある不可解な状況があって」「それを理解することができる文脈を所有し」「その文脈を所有することの困難さを理解し」「そこまでの文脈が全体で共有され通信されてきたことを知る」ことで結構な情報が送られている気がする。3回認知、もとい3階認知?
つまり頭の中に情報をすごい速度で叩き込めれば笑っちゃうのでは。というかそうなっているのでは。こう、「キマる」とかも似たようなアレかもしらん。
妄想です。
アンドロイドに莫大なデータを直結通信で送ると笑い始めるのはちょっと怖いね。人には理解できないことだからかな。