Imaginantia

思ったことを書きます

日記 0706

はー。今日は今までずっと辛かった点が解消されてものすごく清々しい気分です。

雲と雷を作りました。作れました。ある程度満足の行くものが。よかった…。

実は私は大昔にshadertoyで雲を作ったことがあったんですが (非公開・5年前) めちゃくちゃ重いし全く良い見た目にならないしで散々だったことを覚えています。

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volmetric renderingには結構しんどさを感じていたので今の今までやらなかったわけです。まぁみんなしんどいって言ってるし。しんどいことやりたくないですよね。

そして雷も作ったことがあった。

雰囲気は出たと思うけど、でもまぁ「ちゃんと」しているわけではないわけですよ。

このときは「存在」がほしかったのでこれでも許される部分はあったけど、今回は「合理」がほしかったのです。

だからまぁ、「やったけどうまくいったことなかった2つ」なんですよ。それを比較的納得行く形で出せた…正確には「あとは調節すれば大丈夫」の域に来れた、ということはすごく嬉しかった。

 

正しく見える為に必要なのはやっぱり正しさです。だから結局雲はrayをmarchさせたし、雷は軌道を16F掛けて計算してます

その過程で雲の出来方・見え方・空気の様子とか色々調べたり。雷もそのメカニズムを参照して理解したりしました。けどまぁ結局直接は使わなくて

それはそうなんです。丁寧にやってられるわけがないんです。だから「そのメカニズムによって生まれたものを再解釈する」ことになるわけですね。その再解釈の誤差が少なければ、成功となるわけです。

雷は比較的単純でした。まず始点と終点を決めちゃいます。もうこの時点で正しくありませんが、見た目にはわからないので。で、後はfractalのよくあるアレみたいな感じで、線分を真ん中で切って適当にバラまくのを繰り返した感じです。

で、1本の本線を作ったあとでその間の好きな場所からえいっと生やす。んでそれをもう一度やる。みたいな感じです。そうすると分岐っぽい部分も出来る。

これって一切本来のメカニズムとは関係ないんですね。分岐点が生まれて、そのうちの1つが「選ばれて」本線になるわけです。

でもこれはDerivationの時のように「本線が存在する確証がない」ことでもあるわけです。それは圧倒的に正しいし、つーか好きなタイミングで雷を落とせるわけがないわけですが。

だからそういう自身の欲を考えれば、「正しさを採用できない」ことになる、わけですね。うむ。だから、これでいいんだと。おもいます。

 

雲は最初それっぽいのを作ったわけですが負荷もひどくディティールも足りなかった。そこでSubstance Painterで吐いたテクスチャを参照することでノイズを使っています。Clouds 2って名前のド直球なGeneratorがいた。

で、ディティールは圧倒的に向上。負荷もほぼ0です。これだよこれ。現実ってそうやって出来てるんですねー。

前回円周方向に回るのがしんどいという話をしましたが、結局それは円周毎に分割してそれぞれを線形補間することにしました。人間、かろうじて連続ならだいたい気づきません。いやそれは嘘。でもこれは気づけません。

あとはまぁなんやかんやしたらいい感じになりました。よかった。ほんと。

というわけでできるかどうかずっと不安だった部分が出来て良かったという話でした。もう後はなんとかなるんじゃないかな。ほんまかな。


この前の会議でいろいろ予定を立てたんですが、こう、微妙に終わってない部分はあれど9割くらいが予定調和で進んでおります。Capもらくとさんも作ったものがほぼ完璧な形で現在在るので本当に素晴らしいです。

これからもこんな感じで…って思ったけどこれ次の予定がだいぶしんどいな?粒度が高いんじゃ。まぁなんとかしましょう。最終的に私が回収できるところまで来たら全力でがっちゃがちゃするんです。

最高になりたいですね。成れたらいいですね。

とりあえずは世界の完成度を高めるタスクから処理していきましょうね。だいぶ心は軽いです。いま。

タスクの整理を頭の中でやりつつ寝ます。おやすみなさい。